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MAX038は多くの機能を持っていますが、色々付けると性能の低下に繋がりかねないので
必要最小限の機能に留めています。
また、配線長の短縮化と使い勝手を重視し、小型ケースにコンパクトにまとめました。
【 発信部仕様 】
波形: サイン波、方形波、三角波
周波数: 1Hz~28MHz 6レンジ
デューティー比: 10%~90%可変、及び50%固定
出力:
・アナログ: 0~2Vp-p(50Ω)可変
・デジタル: TTL(ファンアウト=4)
最大周波数は、20MHzでなく28MHzになっています。(実測値)
MAX038の公称周波数は20MHzですが、これは一定の歪率内での最低値です。
発信周波数だけでいうと、データシートでは max.40MHzとなっています。
本作では、波形は歪んでもクロックが取れるならば・・と、あえて30MHzを狙ってみました。
ブロック図
基本的に簡単です。発信回路に加えて、PIC24Hを使った周波数カウンタを付けました。
表示器にはキャラクタ型LCDを用いています。
波形の出力には、評価キットと同じくバッファを一段設けています。また、高速コンパレータを
用いてデジタルクロックも出力します。後述しますが、MAX038のSYNCは波形にノイズが
乗るため使いません。
電源は、AC100Vから小型トランスとレギュレータを用いて±両電源を作っています。
また、コモンモードノイズ除去用のコイルも設けました。この他、アナログとデジタルの電源
ラインを分離したり、ケース内にシールド板を設ける等、ノイズ対策にも気を使ってみました。