30年ぶりに復活した隊長の電子工作指令本部
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その後、各部の情報収集・学習をしつつ回路図は完成しました。チェックも完了して完璧なはずですが、まだ何にも試していないので公開はもう少し後にする事にします。⇒製作完了しました。
【アンプ】
フルデジタルアンプとして TAS5716 を選定した主な理由は、下記の通りです。
・定評のある TI のものにしたかった
・Closed Loop Power Stage Architecture が搭載されている
・ヘッドホン用のPWM出力がある
デジタルアンプは、アナログアンプのような帰還がかかっていないため、特に電源電圧の変動に影響されやすく、下手をすれば音質が低下してしまいます。この点、TI の Closed Loop 方式はデジタルでありながら帰還をかけるようにした方式で、端的に言ってしまえば、そうでないものよりも性能が良い(特に歪率において)との事です。
最近では、デジット等でも TAS5709 を利用したフルデジタルアンプキットを見かけますが、こちらは Open Loop のようです。前に製作した Internet Radio で使用した TAS5717 もそうです。
全てClosed Loop にしてしまえば良さそうなものですが、Open Loop なりの何か利点があるのでしょうか。それとも、ラインナップ戦略的なものでしょうか。。
【電源(PowerStage用)】
当初、デジットで販売されているトロイダルトランスを前提に考えていて、その仕様から L/R 独立電源にしようと思っていました。しかし、TAS5716 の PVCC は個別ピンになっているものの、AVCC 供給については共通となっており、しかも、PVCCと同系統の電源でなければならないような事がデータシートに記載されていたので、多分 L/R 独立は無理なのだと思ってあきらめました。
代わりに、同クラスでもっと安く高出力なトロイダルトランスを見つけたのでそちらを使う事にしました。
RSのトロイダルトランス。安いのでお勧めです。
あまりの安さに一足先に買ってしまいました。
2次側は 9V x 2 となっていますが、1次側が115Vなので AC 15.6V(2.8A) 取り出せます。
これで、約 15W + 15W (8Ω)のスピーカー出力を得る事が出来ます。
また、TAS5716 は Closed Loop なので電源変動には強いはずですが、万全を期すべく安定化電源にする事にしました。トランス電源+安定化+ Closed Loop テクノロジーで(多分)最強です。
【デジタルオーディオ処理】
USB オーディオ用として PCM2704C 、レシーバーとして DIR9001 を使用してみます。
両者は有名なようで、作例も多くあり安心です。
本作ではフルデジタルなので、PCM2704C のDAC出力はもったいないですが使いません。また、基本機能は同じで I2S 出力も可能な PCM2706 というのもありますが、本作では S/PDIF 出力しか使いませんので PCM2704C を選択しました。
マスタークロックを生成する PCM2704C と VS1053b については、高精度発信器(FOX924シリーズ)を用いて±2.5ppm という精度で動作させます。これによりジッターの低減を狙います。
この発信器は¥320程度と意外と安いのでこれにしない手はありません。
【ヘッドホン出力】
TAS5716 のヘッドホン用PWM出力を、多重帰還型アクティブフィルタを通してバッファアンプで出力します。出力バッファは、オペアンプとダイヤモンドバッファで組みました。
フィルタとバッファをあえて別々の回路(2つのオペアンプ)に分ける事で、無理なくフィルタ動作させつつ、ダイヤモンドバッファをボルテージフォロア構成出来るようにしました。
オペアンプは、一度は使ってみたかった MUSES8920 です。
フィルタのコンデンサはオーディオでも定評のあるWIMA 社製フィルムを使用します。
電源は他の回路とは分離し、レギュレターで安定化した±両電源とします。
【付加機能】
市販のデジタルアンプではFMチューナーなんかがおまけ的に付いているようですが、本作では我が家でメインのソースになると思われる、USBメモリに格納したオーディオファイルのプレイ機能と、無線LANを使ったインターネットラジオを搭載してみました。
ついでにWebサーバーを組み込んで、通信設定やネットラジオ局の設定等を、Webページで行えるように考え中です。
⇒FTPサーバーを組み込んでINIファイルライクな設定ファイルを必要に応じて編集する方式にしました。
無線LANモジュールとしては、これまで アンテナ内蔵型の MRF24WB0MA を使ってきましたが、今回のケースは金属なのでアンテナを外に出す必要があります。というわけでアンテナ外付けタイプの MRF24WB0MB を使ってみることにします。
MRF24WB0MB は、TRF1001 という 2.4GHzWiFiアンテナとセットで認可を受けているようで、このモジュール側からすると唯一の公認アンテナとなっています。このアンテナは、MicrochipやDigiKey等で¥450位で手に入ります。
ただ、詳細なドキュメントが無くケースへの取り付け穴サイズとかが不明なので、これまた一足先に注文中です。
後、リモコンで操作出来るように考えました。
前面パネルへのスイッチ類の取り付けを省き、見た目もすっきりさせます。
【ケース】
毎度の事ですが、省スペース化は今作でも重要要件です。
設計した回路の規模や使用パーツの大きさからすると、なんとか予定通りタカチの CH7-17-17 に収められそうです。
冥土の土産というとちょっと大げさというか、まだそこまで歳ではないので言いすぎなのですが、最後の力作アンプなので、見た目にも満足いくものをと考え、今回はタカチのカスタム加工をお願いする事にしました。
ググっても余り情報は出てこないのですが、思いっきり高いんでしょうねぇ。。でも、いくらなんでも3万円はしないでしょう・・多分。。
つことで、まずは見積もりに出してみようと思い、先にケースの設計を終わらせました。
mikan で作図
CAD図面で出すと1000 円割引になるようなので、フリーのCADをダウンロードして使ってもみましたが・・、意味分からん・・面倒くさい・・もうええわいっってことで、いつもの基板エディタ mikan で作図したのがコレです。
とりあえずこれで出してみますか。。
で、基板のサイズも決まった事ですし、後はパターン作成です。
これが一番時間かかりそうですが。。正月休みまでには製作に入る予定で進めております。
ここまでくると、もう失敗してる場合ではない状況です。
【アンプ】
フルデジタルアンプとして TAS5716 を選定した主な理由は、下記の通りです。
・定評のある TI のものにしたかった
・Closed Loop Power Stage Architecture が搭載されている
・ヘッドホン用のPWM出力がある
デジタルアンプは、アナログアンプのような帰還がかかっていないため、特に電源電圧の変動に影響されやすく、下手をすれば音質が低下してしまいます。この点、TI の Closed Loop 方式はデジタルでありながら帰還をかけるようにした方式で、端的に言ってしまえば、そうでないものよりも性能が良い(特に歪率において)との事です。
最近では、デジット等でも TAS5709 を利用したフルデジタルアンプキットを見かけますが、こちらは Open Loop のようです。前に製作した Internet Radio で使用した TAS5717 もそうです。
全てClosed Loop にしてしまえば良さそうなものですが、Open Loop なりの何か利点があるのでしょうか。それとも、ラインナップ戦略的なものでしょうか。。
【電源(PowerStage用)】
当初、デジットで販売されているトロイダルトランスを前提に考えていて、その仕様から L/R 独立電源にしようと思っていました。しかし、TAS5716 の PVCC は個別ピンになっているものの、AVCC 供給については共通となっており、しかも、PVCCと同系統の電源でなければならないような事がデータシートに記載されていたので、多分 L/R 独立は無理なのだと思ってあきらめました。
代わりに、同クラスでもっと安く高出力なトロイダルトランスを見つけたのでそちらを使う事にしました。
RSのトロイダルトランス。安いのでお勧めです。
あまりの安さに一足先に買ってしまいました。
2次側は 9V x 2 となっていますが、1次側が115Vなので AC 15.6V(2.8A) 取り出せます。
これで、約 15W + 15W (8Ω)のスピーカー出力を得る事が出来ます。
また、TAS5716 は Closed Loop なので電源変動には強いはずですが、万全を期すべく安定化電源にする事にしました。トランス電源+安定化+ Closed Loop テクノロジーで(多分)最強です。
【デジタルオーディオ処理】
USB オーディオ用として PCM2704C 、レシーバーとして DIR9001 を使用してみます。
両者は有名なようで、作例も多くあり安心です。
本作ではフルデジタルなので、PCM2704C のDAC出力はもったいないですが使いません。また、基本機能は同じで I2S 出力も可能な PCM2706 というのもありますが、本作では S/PDIF 出力しか使いませんので PCM2704C を選択しました。
マスタークロックを生成する PCM2704C と VS1053b については、高精度発信器(FOX924シリーズ)を用いて±2.5ppm という精度で動作させます。これによりジッターの低減を狙います。
この発信器は¥320程度と意外と安いのでこれにしない手はありません。
【ヘッドホン出力】
TAS5716 のヘッドホン用PWM出力を、多重帰還型アクティブフィルタを通してバッファアンプで出力します。出力バッファは、オペアンプとダイヤモンドバッファで組みました。
フィルタとバッファをあえて別々の回路(2つのオペアンプ)に分ける事で、無理なくフィルタ動作させつつ、ダイヤモンドバッファをボルテージフォロア構成出来るようにしました。
オペアンプは、一度は使ってみたかった MUSES8920 です。
フィルタのコンデンサはオーディオでも定評のあるWIMA 社製フィルムを使用します。
電源は他の回路とは分離し、レギュレターで安定化した±両電源とします。
【付加機能】
市販のデジタルアンプではFMチューナーなんかがおまけ的に付いているようですが、本作では我が家でメインのソースになると思われる、USBメモリに格納したオーディオファイルのプレイ機能と、無線LANを使ったインターネットラジオを搭載してみました。
ついでに
⇒FTPサーバーを組み込んでINIファイルライクな設定ファイルを必要に応じて編集する方式にしました。
無線LANモジュールとしては、これまで アンテナ内蔵型の MRF24WB0MA を使ってきましたが、今回のケースは金属なのでアンテナを外に出す必要があります。というわけでアンテナ外付けタイプの MRF24WB0MB を使ってみることにします。
MRF24WB0MB は、TRF1001 という 2.4GHzWiFiアンテナとセットで認可を受けているようで、このモジュール側からすると唯一の公認アンテナとなっています。このアンテナは、MicrochipやDigiKey等で¥450位で手に入ります。
ただ、詳細なドキュメントが無くケースへの取り付け穴サイズとかが不明なので、これまた一足先に注文中です。
後、リモコンで操作出来るように考えました。
前面パネルへのスイッチ類の取り付けを省き、見た目もすっきりさせます。
【ケース】
毎度の事ですが、省スペース化は今作でも重要要件です。
設計した回路の規模や使用パーツの大きさからすると、なんとか予定通りタカチの CH7-17-17 に収められそうです。
冥土の土産というとちょっと大げさというか、まだそこまで歳ではないので言いすぎなのですが、最後の力作アンプなので、見た目にも満足いくものをと考え、今回はタカチのカスタム加工をお願いする事にしました。
ググっても余り情報は出てこないのですが、思いっきり高いんでしょうねぇ。。でも、いくらなんでも3万円はしないでしょう・・多分。。
つことで、まずは見積もりに出してみようと思い、先にケースの設計を終わらせました。
mikan で作図
CAD図面で出すと1000 円割引になるようなので、フリーのCADをダウンロードして使ってもみましたが・・、意味分からん・・面倒くさい・・もうええわいっってことで、いつもの基板エディタ mikan で作図したのがコレです。
とりあえずこれで出してみますか。。
で、基板のサイズも決まった事ですし、後はパターン作成です。
これが一番時間かかりそうですが。。正月休みまでには製作に入る予定で進めております。
ここまでくると、もう失敗してる場合ではない状況です。
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