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SDS6062 は健在です
【波形】
①純粋にアンプだけの入出力の波形です。
ただし、負荷をつなぎ忘れてしまいました。無負荷時の波形なので余り意味がないかもです。
気付いた時は組み立て済みだったので、断念します。
(赤:入力 黄:出力)
10KHz SIN 10KHz SQU
100KHz SIN 100KHz SQU
1MHz SIN 10KHzの時と殆ど変わらないです
10MHz SIN さすがにへたってます
1MHz がこれだけ増幅できるのであれば、AM中間周波数455KHzをそのまま突っ込んで検波
ダイオードを通せば、そのままAMラジオになる?かも知れません。(本当?)
②電子ボリュームシリアルコントロール
LM1972M のシリアルラインの波形です。0/1両チャンネル分です。ご参考までに。
(赤:pin11 DATA-IN 黄:pin 9 CLOCK)
ノイズ防止のダンピング抵抗は効いているのでしょうか・・
③PICのXTAL発振立上り波形
本作の回路では、PICの8MHz クリスタルに接続している2つのコンデンサの容量が異なる事
にお気づきでしょうか。
データシートによれば、OSC2 ピン側の容量を若干多くする事で位相差が発生し、電源投入
時の、発振開始がより早く安定するとの事です。なので、22pFと33pFを使っています。
同時に電源ラインも出せばよかったですね・・
④AMラジオ
・中間周波数の出力(Q30のコレクタ)
455KHz の波形なので音声波形は判らないです
・検波直前(D19のカソード)
上の信号を縮めて表示したようなもので、音声が見えます
・検波直後(D19のアノード)
片側のみが抽出されています
・局発信号(Q28のエミッタ)
1.77MHz 400mVp-p の出力が得られています
⑤AM局発周波数カウンタ
・局発信号FETバッファ入力(Q31のソース)
C82(10pF)を通過した後の信号です
・局発信号FETバッファ出力(Q31のドレイン)
歪んでいますが、650mVp-p の出力になっています
・局発信号PIC入力(pin 48 T1CK)
2SC1815GR の増幅で飽和し、3.3Vの方形波が得られました
【消費電流】
測定条件として、無操作・消灯時(点灯すると+8mA)
・FM:72mA
・AM:65mA
・NR:170mA
・MP:90mA
・IN:55mA、 WiFi接続時は195mA
【ノイズについて】
オーディオのノイズですが、MP3でもインターネットラジオでもFMラジオでも、スピーカーでは
まず聞こえる事はありません。
しかし、超高感度なヘッドホンをつなぎ、ボリュームを上げて聴いてみると、かすかに確認出来
るノイズはあります。
インターネットラジオ時:
MRF24WB0MA 由来のノイズが、ボリュームを上げると、無音時にかすかに聞こえます。ただ
音楽が流れると鼓膜が破れそうなくらい大音量になり、ノイズどころではない・・位小さいです。
尚、電池がへたってくるほど、ノイズ音量は大きくなります。
ボリュームの操作時:
こちらも、ボリュームを上げて無音時にやっと小さく聞こえる位ですが、ボリュームを操作す
るとシリアル制御のノイズが、ジッ・ジッ とかすかに聞こえます。LM1972M のポップノイズ
ではなさそうです。
ホワイトノイズ:
非常にかすかに聞こえますが、これもスピーカーでは聞こえる事はないです。
いずれにしても、問題ないレベルに抑えられているので安心しました。
次に、ポップノイズについてです。
電源ON時は、リレーで制御しているので当然ノイズは聞こえませんが、試しにリレー制御を
なくしてみると、小さくボコっとする感じです。これなら、リレーの音の方が目立つので、人に
よってはリレーは要らないと思われるかもしれません。個人的には、リレー音の方が心地良い
ので、現状のままにしています。
電源OFF時は、非常にかすかにボコッとする感じで、スピーカーに耳を当てないと聞こえま
せん。つまり、普通に使っていても聞こえませんので全く問題ありません。
後、ラジオの電波ノイズですが、FMでは特に問題ありません。
AMでは、チャンネルによってはLCD由来のノイズが入っている気がしますが、視聴を妨げる
程ではないです。
ただ、スイッチングACアダプタを接続すると、もう使えないくらいノイズだらけになります。
アダプタをトランス式にするか、、まぁAMラジオだと電池も長持ちするので、特に不便では
ないでしょう。(てか、たまーにしか聴かないですし)
【おまけ:OLED ディスプレイを使ってみました】
デジットに行った時、良さ気な表示器を見つけました。本作で採用するつもりで一目ぼれ購入
してみたのですが・・
WinSTAR の WEH000802ABPP5N00000 長い名前だ
この表示器には、DC-DCコンバータが載っていて、ノイズがひどいようです。
しかし、ピン配列や制御方法は LCD-09052 とほぼ同じで(**系なのでというやつです)
初期化を少しだけ変更するだけで良さそうだったので、とりあえずノイズ対策してつないで
みることにしました。
ノイズ除去用のインダクタと47uFチップコン
お~、なんと美しい・・
自ら発行するOLEDだけあって、素晴らしいコントラストと表示スピードです。
OLED STN液晶
・電源ノイズを完全に除去するには、インダクタと1000uF 程度の電解コンデンサを必要とする。
・電波ノイズもやや多く、AMラジオに若干影響する。
・4Bitモードでは、自らのノイズの影響により、初期化が失敗しやすい。
・LCD-09052 に比べ、消費電流が大きい。
それにしても、素晴らしい発色で、全色揃えたくなる一品でした。