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 30年ぶりに復活した隊長の電子工作指令本部
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SR001.png 回路図

この回路は、一般的に良く見る2石レフレックスラジオの回路で、容量結合型(C4が存在する)と言われているものです。
オリジナルの回路に対して下記の変更を加えました。(それが上の回路です)

①トランジスタを 2SC372-O⇒2SC1815-Y へ変更。
②検波ダイオードを SD46⇒1SS108 へ変更。
 当時のゲルマニウムより現代のショットキーバリアの方が性能的に良いようです。
③R2を 5K⇒4.7K へ変更。
④R3を 1.5K⇒1.8K へ変更。Q2のIcを少し増やして特性改善。
⑤SWを電源の-側から+側へ変更。
 昔の回路って-側がSWされている事が多いですね。なぜ現代と異なるのでしょうか。。
⑥LEDを高輝度タイプにしてR6を2K⇒27Kへ変更。
 LEDのせいで電池寿命が短くなるのはもったいないです。現代では0.1mAでも青色LEDが
 光ります。

後は、どうでもよいですが、
・SW付きボリュームではなく、トグルスイッチと普通のボリュームを使いました。
・電池は単二ではなく、単三を使いました。

トランスは、電子パーツ通販のKURAで SD-32(¥350) というST-32互換のものを通販しました。ST-32はマルツ等にもありますが¥500と高いです。後、SL-50GT もここで購入しました。
5.6cmスピーカーやLEDブラケットは、秋月にありました。

まずは、記事どおりにバーアンテナの下準備です。ゼムクリップを使ってエポキシボンドで接着します。

DSCN1798.JPG DSCN1802.JPG サイズは多少変更

次にケースの加工。記事で使われているものより小型のものを使いました。
隊長の弟子いわく、「なんでそんなタッパーなんか使うの?それらしいケースがあるだろうに・・」との事なのですが、このタッパーこそが、それらしいというか、やはりこれでなければなりませんね。判る人にしか判りません。

DSCN1803.JPG DSCN1804.JPG 穴あけ完了

DSCN1805.JPG 組み付けました

ケースが違う事もあり、レイアウトは元の記事とはまるで違うものになっています。
そしてこのままハンダ付けを行います。

DSCN1810.JPG DSCN1811.JPG 写真はデカサイズです

あっという間に完成してしまいました。
そして電源O~~~~N!

DSCN1812.JPG DSCN1813.JPG DSCN1814.JPG
 
無事一発で鳴りましたです、隊長!
ついに成し遂げたのですが・・やけに簡単だったので拍子抜けというか、なんというか・・。まぁ無理もないですかね。。
しかし、考えてみれば、新品のラグ板で実際鳴るラジオを完成させたのは初めてになります。

ところでこのラジオ、ちょっと発振気味でしたが、チョークを傾けることで完全解消出来ました。
製作記事には発振対策は全く記載されていませんが、発振で悩んだ子供も多かったかもしれません。いや、2SC372-Oなのでさほど心配なかったのかもしれませんね。

感度・分離共に良く、特に窓際とかだとそんなに鳴らんでもイイという位ガンガン鳴ります。ただ、鉄筋マンションの部屋の真ん中に来るとちょっと細くなりますが・・これは仕方ないでしょう。
まぁ十分実用にはなると思います。

たまには、こういう初歩の製作もええもんですなぁと改めて思いました。

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隊長

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