[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
回路図 電源系統
バスラインが太いだけで、基本的にはシンプルに出来ているのではないかと思います。
まず、PIC32MX 周りですが、これまでのPICと特に変わりないです。
VCAPピンに、出カップリング用の10μFコンデンサを接続する所は、dsPIC33Fと全く一緒ですし
ICSP接続方法も一緒です。
MRF24WB0MAとPICは、SPIとPIOで繋いでいるだけで、周辺回路は無いに等しいです。
本作では、電源をON/OFFするので、これに関係するプルアップダウン用の抵抗を幾つか付けて
います。
J2ですが、WP(=WriteProtect)ピンの用途がイマイチ分からないので、一応付けているだけ
です。ジャンパピンを外すとWP状態になります。
microSDの使用は、本作で3回目になります。SPIで接続するだけなのですが、最初はよく分か
らず適当にプルアップ抵抗を付けたりしていました。
PICと接続する場合、本作の回路が一番適切なのではないかと思います。
RS-232Cのレベルコンバーター、ADM3202AN 周りは、検索すればよく出てくる回路で、特に
説明は不要でしょう。
電源周りも特筆すべき点はありません。
Q1,Q2 及び Q3,Q4 は、FETを使用した電源スイッチで、ハイサイドスイッチと呼ばれる回路
らしいです。
FETは電流でなく電圧駆動なので、ソースドレイン間(トランジスタでいうところの、エミッタ-
コレクタ間)に大きな電流を流しても、ゲート(トランジスタでいうところのベース)には殆ど電流は
流れません。なので、低消費電力なわけです。
NJU7032D は、CDSの電圧の変移を反転増幅し、インバーターのADJ端子へ接続してバック
ライトの明るさを調整しています。
VR2は、オフセット電圧を調整して、基本的な明るさを調整します。
VR3は、ゲインを調整して、明るさの変化への反応度を調整します。
VR1は、明るい暗いを検出する閾値調整用に設けています。
本作では、明るい暗いの判断にCDSの電圧降下を用いますが、これまでとは異なり、アナログ
ポートへは接続していません。デジタルポートへ接続しています。
というのも、このPICではアナログポートは全てRBxへ割り当てられているのですが、RBxは、
16ビット揃っている特長を生かしてアドレスバスとして利用しているため、空きがなかったのです。
このPICでは、デジタル入力ポートは全てシュミットトリガータイプなので、なんとかなるだろう
というノリで試してみた所、一応うまくいきました。ただ、ソフト側で少し工夫が必要でした。
R25,R26,RA1~RA6等は、ダンピング抵抗と呼ばれるノイズ低減のための抵抗です。
高周波デジタル信号ラインに挿入して、反射ノイズ等を低減させる常套手段です。
本作では、高々30MHzなので、それほど気にしなくても良いのかもしれません。しかし、これ程
高周波のデジタル回路は一応初めてなので、万全を期して念の為に入れました。万が一ノイズ
の影響で動作不安定になったりしたら最悪ですからね。
そもそも我が家には、オシロやロジアナの類もありませんから、ノイズが原因であるという事さえ
ハッキリとは判らないかも知れません。
明らかにおかしい状態が連続で続くならまだしも、たまにおかしくなる、なんで?とか、そうなると、
もう最悪の森の中をさまよう事になるでしょう。そうなる位なら入れておいた方が良いです。
ダンピング抵抗挿入検討資料
DMMT-7000WVGA 周りも特別な回路はありませんが、念の為ノイズ防止のためのFBを電源
ラインに設けました
SRAMに付けているR40~R44は、空きピン処理です。Writeの時に浮いてしまうので、GNDに
落としました。DQcデータラインについては、BWc(95pin)をHIにする事により、Write無効に
しているので、浮いていても大丈夫です。
【ポート割り当て表】
メイン側PIC サブ側PIC