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工作を復活して、早くも約1年が経ちました。
この辺で、いずれは…と考えていた「PICで無線LAN」に取り組む事にします。
いつもの事ですが、実用的に使えるものでないと隊長の稟議が通りません。
「ネットに繋がった~」だけで終わる事は許されないのです。
というわけで、据え置き型情報端末という大そうな代物に仕上げる事になりました。
まぁ、とはいってもさほど大した物ではありませんが…
どうでもいいですが、名前は、Honey Informatin Terminalです。
何かのカタログ風
で、Wi-Fiモジュール MRF24WB0MA を使用してみました。これは、色々調べているうちに
たまたま見つけたモジュールで、最初は価格の安さに惹かれていたのですが、工作例は
いくらググっても見つけられず、かなり不安はありました。
しかし、実際使ってみた感想としては、使ってみて正解、激しくお勧めする一品です。
※PICで無線LAN その2 無線LANモジュール
表示デバイスは、800x480 18BitカラーTFTの DMMT-7000WVGA を使ってみました。
低価格、大きさ、I/Fのシンプルさからこれを採用しました。
これまで使ってきたLCDは、小型でVRAMやコントローラが内臓されていたので、簡単と
言えば簡単でした。今回のは、工作用としては大画面クラスではないでしょうか。
このクラスになると、VRAMやコントローラは内臓されていない物が殆どのようで、外部に
VRAMを用意し常にリフレッシュさせてやる必要があるようです。
ところが、このような作例も殆ど見かけません。コントローラ入りの小型LCDの作例は多く
見つかるんですが・・。
いろんなチップのデータシートを読み漁り、妄想を重ねて回路を設計しました。イチかバチかの
賭けに出たのようなものだったのですが、運よく大成功しました。
これぞ工作の醍醐味といった所でしょうか。
壁紙.comさんからDL
それから、PICには、念願のPIC32MXを使いました。
情報端末としてRAM容量や処理能力が欲しかったためで、2個も使っています。1つは、
ディスプレイコントローラとして機能させています。
ちなみに、PIC32MXでなければ無線LANが出来ないわけではありません。
MRF24WB0MA をちょっと試す程度なら、PIC18Fでも十分可能です。
本作は、秋月等で入手できるパーツだけでは実現できないので、海外通販を利用しました。
これも初でしたがお手軽です。便利な時代になったものです。
今年は入梅が早いようで…
左は前作のフォトフレーム