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 30年ぶりに復活した隊長の電子工作指令本部
本作では、初の両面基板に挑戦します。
実装密度を上げるためではなく、高周波域でMAX038を安定動作させるため、グランドパターン
を広く取るのが目的です。そして、ガラスエポキシを使います。
結果的には一発で成功しましたし、落ち着いて確実にこなせば特に難しくはないと思います。
ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

これまでパターン作成にはPCBEを使ってきましたが、今作から、mikan というフリーソフトを
使います。
FG08.png mikan で描いたパターン
経緯はといいますと、PCBEはUndo機能が無いので、正直ちょっと嫌気がさしていました。
どれだけ時間を損失したことか・・・。
ところが、最近バージョンアップしたようで、Undo機能も含め機能が強化されています。
早速インストールして使ってみたところ・・なぜなんでしょう?ラインが表示されません。
拡大したり、選択したり・・何かの拍子に表示されるのですが、これではとても使い物になりま
せん。以前のデータも、基本的に表示されません。(表示されないだけで、データとしては読み
込まれてはいるようです)
前のバージョンに戻そうとしましたが、もう公開されておらず後の祭りとなってしまいました。
・・で、ネットをうろうろして調査していたところ、たまたま見つけたのがmikanです。

このソフトは、PCBE同様、シンプルなフリーの基板エディタで、PCBEに触発されて開発され
たものだそうです。(現在開発途上のようです)
これが結構よさ気なのですが、ただ、現時点ではシンプルすぎてちょっと不便な点もあります。
なので、今の所はPCBEとどっこどっこいな感じですが、もうちょっと機能が充実すると、断然
こちらの方が良いと個人的には思います。
特に多層基板においても、mikanの方が表示が良いので設計しやすいと思われます。
ちなみに、使用したmikanのバージョンは、1.16bです。

基板パターン: FuncGen.pbf

毎度のインクジェットフィルム PF-3R-A4に印刷して感光します。
今作では、表と裏のパターンが必要なので、下記の要領でモノクロで印刷して下さい。

表(部品面):
 レイヤ: dimension(黒), component(緑), place_sol(青)
 反転:する
裏(パターン面):
 レイヤ: dimension(黒), hole(白), solder(赤)
 反転:しない

DSCN0256.JPG 左が表、右が裏
※写真は改良前の古いパターンなので、公開しているものと一部異なります。

DSCN0259.JPG 感光に使う道具一式

100均のフォトフレームと、(念のため黒い)厚紙を使用します。

DSCN0260.JPG 表と裏を片面ずつ感光します

感光側ではない方には厚紙を当てて、光に当たらないようにします。
また、表と裏で極力ズレないように注意します。
部屋の蛍光灯直下で、新しい基板(数ヶ月内)だと8分、古い基板(1年)だと11分程度です。
感光時間は、表と裏で同じにします。

DSCN0263.JPG 表   DSCN0262.JPG 裏

いきなりですが、現像成功です。

DSCN0264.JPG 湯せんして DSCN0266.JPG エッチング中

両面同時にエッチングしている事になります。
同じ時間だけ感光すると、同じタイミングで仕上がるはずです。

DSCN0272.JPG 表  DSCN0273.JPG 裏

エッチングの次に、基板カットします。

DSCN0274.JPG Pカッター(アクリルカッター)を使います

一般にガラスエポキシ基板のカットは、非常に大変だと言われます。
しかし、写真のように、アクリルカッターで両面に30回程度づつけがいて溝をつけると、意外と
簡単にカットできます。新しい刃で、そんなに力を入れずに落ち着いてやるのがポイントです。

非常に小さいサイズを切り出す場合は、滑るので苦労するかもしれませんね。
ちなみに、ガラスエポキシは、一枚カットすると、刃がダメになってしまいます。

DSCN0277.JPG 穴あけ

ドリルの刃もすぐダメになって、バリが出てきだします。

DSCN0283.JPG 表  DSCN0282.JPG 裏

ネジ穴がずれてしまった場合は、パターンに接触しないように穴を広げておきます。
また、基板の縁の方に、見えないくらいの銅箔が残っている場合があるので、削り落とします。

後は、感光剤を落として、磨いて、フラックスを薄く塗って完成です。

 

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